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文化社会学科ブログ

真珠のフィールドワーク 1月6日

2018年01月10日

1月6日に三重県の英虞湾に行きました。「浜揚げ」と呼ばれる真珠を取り出す作業を見学しました。
この冬は、12月に気温が急に下がったために、いつもよりも早く作業がはじまり、もう終わっていました。それでも、この日の見学のために、アコヤ貝を残していただきました。毎日、その日に真珠を取り出す分だけ、遠く離れた別の湾から運んでくるそうです。手間のかかる仕事です。
ふだんの作業は、アコヤ貝から身を取り出して、機械で丁寧に砕いて、底に沈んだ真珠を取り出します。形が真円(球)で、薄いピンク色の、キズのないものが出てくると、「アコヤ貝が、ようがんばったな、と、涙が出てくるぐらい嬉しい」と思うそうです。
今回は、一つひとつ手作業でアコヤ貝の殻をはずし、身の中に入っている真珠をナイフで取り出す作業を体験しました。貝の身の中から輝く真珠が出てくると、不思議な感動がありました。
また、貝の身のなかには、ケシ(芥子)と呼ばれる直径2ミリ以下の非常に小さな「真珠」も自然にできているので、それを砕いた身を集めた中から手作業で取り出すそうです。貝殻も、洋服のボタンとして加工されるので、袋に詰めて出荷します。
この冬に収穫したアコヤ貝は、2年8ヵ月前の春に小さな貝から養殖をはじめたものです。収穫まで生きているのは半数だけだということでした。
真珠がどのようにして作られているのか。今回のフィールドワークも、現地で素敵な夫妻が親切に対応してくださり、資料には書いてないこともたくさん教えてもらい、貴重な勉強の機会になりました。

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