甲南女子大学 ブログコレクション

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学科日誌 日本語日本文化学科

第3回社会人講座

こんにちは日本語日本文学科コモンルームです

12月19日(木)に後期第3回目となる社会人講座が開催されました。
最終回となる今回のテーマは『「猫また」-猫は厄介な存在に』という題目で、本学非常勤講師の髙寺直子先生が、講義をしてくださいました

前回の講義では、猫は平安時代に貴族間で愛玩動物として描かれていたという内容でしたが、今回は時代の変化と共に描かれ方が変化していくというお話でした。
鎌倉時代においては、猫は不吉なものの象徴、おびえる存在として描かれており、かの有名な『徒然草』では、猫=化けるものの象徴として、「猫また」という人を食う生き物として記述されていると紹介されました

現代の猫ブームからは想像できませんね

さて、今回受講者の皆様に召し上がっていただいたお菓子は、「猫さんどら焼き ドラねこ」です。
5種類の表情の違う猫がとてもかわいらしく、自分と他の方の猫を比較して「かわいいねぇ」「この猫怒ってるわぁ」などと、盛り上がっていただきました

実は3回とも受付に座っていた猫の置物にも、最終回には気づいていただけた方も多く、「来期の講座も楽しみにしていますね」とお声がけをいただきました
ちなみに来期のテーマは「軍記が描く明智光秀」です。
来年度の大河ドラマでも主役となる明智光秀。どんなお話が聞けるのか、楽しみですね

今回の講座では、講義の内容とは別に髙寺先生が、印象的なお話をしてくださいました。
「講義や授業を受ける際、多くの知識をインプットすることは難しいことですが、何か一つでも持って帰ってやろう、そしてその話を誰かに話してあげよう という気で聞くと、とても集中することができ、間違ったことを教えてはいけないという意味で真剣に聞くようになる。知識はインプットとアウトプットすることが大事ですよ」
という内容でした。
社会人講座の受講生はご年配の方も多く、年齢層も様々ですが、髙寺先生のこのお話は老若男女問わず、学生の皆様にとっても有意義なお話ですよね
是非、参考になさってみてください。


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