MESSAGE-教員メッセージ

医療に強い管理栄養士を育てるために集まった
臨床経験の豊富な教員たちが、皆さんに伝えたいこと。

宇佐美 眞教授 [医学博士・医師]

(医療栄養学部 学部長就任予定)

神戸大学名誉教授。専門は、外科代謝栄養学。神戸大学医学部附属病院栄養管理部部長・神戸大学大学院保健学研究科教授・日本静脈経腸栄養学会理事を歴任。

身近な人が病気になって、「私も何かできればいいのに」と心配した経験がある人は多いのではないでしょうか。病気でなくとも、「元気に暮らす手助けがしたい」と考える人もいるでしょう。昨今、健康的な食事には、治療の効果を高め、病気を予防する効果があることが分かってきました。たとえば、がんを患う人に栄養指導をすることで、生存率が高まるという研究結果もあります。そのような背景から、食の専門職である管理栄養士は、チーム医療の中でも大きな役割を担うようになってきました。
医療の現場において、管理栄養士には、患者さんの症状や生活習慣に合わせて、食生活の具体的なアドバイスをする力があります。医師が「食生活を改めてください」と言っても変化がなかった患者さんが、管理栄養士の栄養指導を受けたとたんに食生活が変わり、元気になられるケースもあります。
今は、健康的に長生きする「健康寿命」が重視される時代。これからの管理栄養士は、医療の知識をもち、食と栄養の専門職として、チーム医療で活躍できる力が求められます。
2018年4月、甲南女子大学は、医療栄養学部を開設します。学部名に「医療」をつけたのは、医療分野で活躍できる管理栄養士を育てたいという想いからです。甲南女子大学には「看護リハビリテーション学部」があり、看護・医療・リハビリに関する授業が充実しています。他の専門職の知識やチーム医療が学べる環境を最大限に生かしながら、医療の現場で求められる管理栄養士を育てていきます。
管理栄養士は、食を通じてあらゆる人を元気にする専門職。そんな職業に興味がある方に、ぜひ新学部へ来ていただきたいです。

寺尾 純二教授 [農学博士]

(医療栄養学科 学科長就任予定)
担当科目:食品学・食品機能科学
研究分野:食品機能学

日本農芸化学会などに所属。

寺尾 純二教授 [農学博士]

(医療栄養学科 学科長就任予定)
担当科目:食品学・食品機能科学
研究分野:食品機能学

日本農芸化学会などに所属。

医療機関で働く管理栄養士は、病院食の献立を作るほか、患者さんに対する栄養指導なども行っています。患者さんとの会話から必要な情報を引き出し、分かりやすく指導を行うためには、コミュニケーション能力が欠かせません。医療栄養学部には、コミュニケーション能力を鍛える授業や実習なども用意します。「人とかかわることが好き」という方に、ぜひ来ていただきたいですね。健康を維持し、病気を予防するために、「食」は大きな役割を果たします。新学部で学んだ学生には、食の大切さを医療の現場から世に伝え、社会を変えていくような人に育ってほしいです。

天野 信子准教授 [博士(医学)]

担当科目:栄養教育論・栄養教育実践論
研究分野:栄養疫学

日本栄養改善学会などに所属。

天野 信子准教授 [博士(医学)]

担当科目:栄養教育論・栄養教育実践論
研究分野:栄養疫学

日本栄養改善学会などに所属。

新学部の目標は、医療職として活躍できる管理栄養士を育てることです。医療の現場では、医師、看護師、管理栄養士、理学療法士、薬剤師などが恊働して患者さんを支える「チーム医療」を行うことがスタンダードになりつつあります。また、近年では、多職種のスタッフが集まり、みんなで患者さんの栄養管理を行うNST(栄養サポートチーム)を設置する医療機関や、管理栄養士の病棟配置を進める医療機関も増えています。これからの管理栄養士には、医療職としての知識や技術を備え、多職種の人たちと協働できる力が必要です。甲南女子大学には、看護師や理学療法士を志す学生がいます。彼女たちと一緒に学びながら、多職種と連携して働く力を身につけていただきたいと思います。